大切なのは「伝書鳩」にならないこと
ご提案から納品後までお客様を丁寧にサポートするTHINK

張本 佳那

ミクロ技研 国際事業部 所属張本 佳那

大学で中国語を専攻。ジュエリーメーカー勤務を経て、2021年にミクロ技研へ入社。
国際事業部に所属し、中国エリアの営業担当として働く。

語学スキルを役立てるために入社

大学で専攻していたのは中国語です。私は日本で生まれ育ったのですが、両親が中国出身だったので中国語を話したり、聞いたりすることはできました。ただ、中国語を書くことはできなかったので、大学でしっかり勉強したい気持ちがあったのです。大学卒業後は、習得した中国語を仕事に役立てようと、新卒でジュエリーメーカーに入社しました。しかし、希望した語学を活かせる仕事はなかなか任せてもらえませんでした。そこで、前職で2年働いた後、ミクロ技研に第二新卒として入社しました。入社の決め手は、語学のスキルを活かせる上に、国際取引や海外貿易に携われるからです。

業界未経験でも、一から製造業界や半導体に関する専門知識を教えていただける点も魅力的だと思いました。選考の場で、国際事業部のマネージャーや役員の方と顔を合わせた際に、みなさんの表情が柔らかく、話しやすい雰囲気だったことも印象的でしたね。この会社なら、安心して働けると感じました。

国際事業部の仕事について

張本 佳那

私が所属する国際事業部では、半導体を製造する海外企業に対して、主に製造装置の開発、販売、納品後のアフターサービスなどをメインに行っています。商社として他社が手がけた装置を販売することもあります。会社の取引相手は、中国や東南アジア、ヨーロッパ諸国、アメリカの企業など。各メンバーが得意とする語学によって担当エリアが振り分けられる形で、私の担当エリアは中国です。ミクロ技研は世界各地に拠点があり、各拠点と連携しながら働いています。

製造装置をご提案するステップでは、お客様の要望をヒアリングして、製造する装置の仕様を整理していきます。コロナ禍では、オンライン会議を中心に行なっていました。現在は、装置の価格など重要な議題のときは、現地に足を運び、対面で話をする機会が増えています。

入社してから最初の1年間は先輩の仕事を間近に見ながら、日本語の提案資料を中国語に翻訳するのが主な業務でした。日本語ですら理解するのが大変な内容を、さらに中国語の専門用語に訳すことに、最初はとても苦労しました。ただ、装置の仕様を決める会議に同席したり、資料を翻訳したりするうちに「あ、これはこういうことだったのか」と、半導体に関する理解が深まっていきました。

今では、自信を持って仕事に取り組めるまでに成長

張本 佳那

これまでに印象的だった仕事は、1つの企業に40台以上も装置を納品した大規模な案件です。納品したのは、導体の材料であるシリコンウェーハの研磨機など3種類の製造装置です。初めて装置の仕様や契約書の内容確認を担当したのが、その案件でした。タスクを一つひとつクリアしていき、最終的に契約が取れたときは大きな達成感がありましたね。しかし、装置のご提案から契約締結までより、実は納品後のアフターフォローの方が大変な仕事です。製造装置を立ち上げた後は、実際にお客様が使用されるので、使い方が分からなかったり、不具合が発生したりすることがあります。不具合が発生し、お客様から初めてお問い合わせをいただいたときは、まだ装置に関する知識知識が少なく、どのように対応したらいいのか慌てたこともありました。

さまざまなお問い合わせを経験する中で、私1人で回答できる場面も増えてきました。エンジニアからの回答を先方に伝える際に意識していたのは、単なる伝書鳩にならないこと。問題についてしっかり理解してから説明するようにしたことで、装置の知識が深まったのはもちろん、自分に対して自信が持てるようになりました。今ではお客様をサポートした後に、感謝の言葉をいただけることもあります。

一人ひとりの「やりたいこと」を応援してくれる会社

張本 佳那

国際事業部に在籍するメンバーは8名。入社当初は、思ったよりも外国籍の方や女性が多くて驚きました。オフィスでは中国語が常に飛び交っているほど。20代の比率が高いこともあって、同世代同士で気軽に話しやすいのも嬉しいです。たまに3時になると、女性メンバー同士でお茶会を始めるくらい部内は和やかな雰囲気です。仕事で困ったことや、ちょっとした相談事があっても、1人で問題を抱え込んだりすることはありません。私自身、入社したてのころは海外企業とのやりとりで疑問があり、よくメンバーに相談していました。みなさん嫌な顔をせず、親身になって相談に乗っていただけるので、当時はとても助かりました。

前職は要望が通りづらい会社だったのですが、ミクロ技研は自分がやりたい仕事を任せてくれます。一人ひとりのやりたいことを会社全体で応援してくれる風潮があります。今後の目標としては、先輩の手を借りずに独り立ちすること。仕様相談から契約締結、納品まで、自分1人で案件を進められるようになりたいです。また、今は半導体の製造装置に関わることが多いので、ガラス関連の装置など会社が扱っているほかの領域に関しても学んでいきたいと考えています。

※インタビューは2023年4月に実施しました。

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