規模が大きな仕事だからこそ、やりがいがある
目指すは半導体業界で活躍する営業マンTHINK

荒木 雅人

ミクロ技研 営業事業部 所属荒木 雅人

不動産業界の営業職などを経て、2022年8月にミクロ技研に入社。
現在は営業事業部に所属し、新潟と長野エリアを担当する。

楽しく働くために半導体業界へ

ミクロ技研に入社したのは、半導体業界で働く知人の話を聞いたことがきっかけです。世界的に需要があり、市場規模が大きい点に興味を引かれ、半導体業界で活躍する営業マンになりたいと思いました。営業職を志望したのは、前職で不動産業界の賃貸営業を担当していましたし、もともと人と話すことが好きだったからです。デスクワークより、外に出てさまざまな方と話をする方が性に合っていると感じていました。そこで「半導体業界×営業」という観点で転職先を探す中、出会ったのがミクロ技研です。やりたかった仕事に取り組めることはもちろん、創業から50年近い歴史を持つ企業であること、離職率が低いことにも魅力を感じました。「仕事にやりがいがあり、かつ働きやすい環境」という会社に対する第一印象は、入社後の今も変わっていません。

営業事業部の仕事について

荒木 雅人

所属先である営業事業部の仕事は、半導体を製造する国内企業に向けて、製造装置の提案から製造、納品までを一貫して行うこと。私の場合、まだ経験が浅いため、先輩に同行してお客様を訪問することが多いです。打ち合わせや納品の立ち合いなど、さまざまな現場で先輩の姿を見ながら、案件の進め方や半導体関連の専門知識について学んでいます。

業務で取り扱うのは、半導体の材料であるシリコンウェーハを研磨する装置を中心に、半導体製造時に必要なクリーンルームの構築に関わる製品などです。まずお客様からお引き合いをいただき、現在使用している製造装置の困りごとや課題などをヒアリングします。それらを踏まえ、自社工場のエンジニア、または他社メーカーと相談し、お客様の要望に応える製品の仕様を整理。次に資料や見積もりを作成し、ご提案する流れです。発注をいただけたら製造フェーズに入って納品を目指します。

 ミクロ技研は半導体製造装置を自社工場で開発するメーカーでもありますが、他社メーカーが手がける製造装置をお客様にご提案、納品する商社でもあります。私が関わる案件では、商社としての働きをすることがほとんど。製造装置を発注いただいたお客様と他社メーカーの間に立って、プロジェクトが円滑に進むように双方とやりとりしています。

ご提案から納品後のフォローまで。お客様と長期的に関わる

荒木 雅人

製造装置の立ち上げには、不具合が付きものです。サイズも大型ですし、人が組み立てるものですから、調整に時間がかかります。私が立ち会った現場でも、納品したシリコンウェーハの研磨装置が上手く作動せず、研磨しすぎてしまうことがありました。その際は先輩やメーカーのエンジニアと一緒に原因を突き止め、製造装置は正常に作動。予定通り納品できました。

ただ、納品したらそれで終わりではありません。お客様とは継続的なお付き合いがあり、装置に関するお問い合わせや、研磨装置に必要な砥石といった消耗品の発注をいただくことがあります。また、製造装置は数年に1回、メンテナンスが必要です。工場の製造スケジュールに支障をきたさないように、メンテナンスを実施するタイミングを入念に調整します。私が今関わっている案件だと、ご提案から発注まで約4ヶ月かけて進めています。整備が完了するのは、それから1年後くらいでしょうか。

この案件の場合ですと、費用は3,000万円ほど。これが一から製造装置を作るとなると、かかる期間はもっと長期にわたり、金額も大きくなります。規模が大きな仕事ですから、責任感を持って取り組んでいます。

担当エリアは長野と新潟。全国各地で働ける

荒木 雅人

営業事業部には、私含め6名在籍しています。全員先輩にあたり、年齢は30代から50代までと幅広いです。営業は個人で仕事をすることが多いですが、先輩たちとランチに出たり、仕事終わりに食事に行ったりする機会もよくあります。和気あいあいとした雰囲気なので、ちょっとした疑問や困りごとがあっても話しやすい環境です。

現在、私の営業担当エリアは長野と新潟。出張の頻度は平均して週2日ほどでしょうか。オンラインでミーティングをすることもありますが、装置の設置場所を見た方が認識に齟齬がないので、現場を直接訪問することが多いです。担当エリア以外にも、関西や九州に行く機会もありましたね。営業として全国各地で働きたい気持ちが強かったので、さまざまな場所へ伺えるのはとても嬉しいです。

訪問先のお客様は半導体製造のプロなので、当たり前ですが専門的な知識を豊富にお持ちです。打ち合わせに最初同席したときは、初めて聞く言葉ばかり。とても驚きましたが、現場で実際に装置を見て、先輩から説明を受ける中で、次第に知識が身についてきました。とはいえ、覚えることはまだまだあります。技術も日々進歩するので、努力が欠かせません。仕事の空き時間に本や資料を読む、インターネットで調べるなどして勉強する毎日です。また、出張するときは先輩と2人で車に乗って向かうため、ゆっくり話をする時間があります。この貴重な機会を逃さず、分からないことがあったら「教えてもらってもいいですか?」とよく質問しています。

先輩のサポートなしで活躍するために

荒木 雅人

最近は先輩がお客様を訪問できないとき、1人で打ち合わせに参加したり、現場に足を運んだりすることがあります。消耗品関連の売上処理や、お客様への連絡などを任される機会も増えてきました。1人で問題なく仕事を終えられたときは、とても嬉しいです。まだまだ先輩方に頼る場面も多いですが、日々成長していることを実感しています。

今後の目標は、先輩方が普段している仕事を1人でできるようにすること。そのために必要なのは、やはり半導体関連の専門的な知識と現場での経験です。これからも先輩の背中を追いかけながら、私自身が活躍して会社に貢献できるように努力を続けていきます。

※インタビューは2023年4月に実施しました。

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